冴木さん
森下門下の女流棋士。四段。一見すると面倒見よくてかっこいいお姉さん。美脚でスレンダーなモデル体型。
でも本当は不器用で、強情張りで、柔らかい脆い中身に触れられるのをとても怖れている人。背筋をしゃんと伸ばして立っているのは、ある種の武装。
プロデビュー当時は黒髪ロングだったが、なにか思うところあったらしくある日突然ベリーショート&プラチナブロンドというビジュアルバンドのボーカルみたいなみてくれにイメチェン。
同い年(ということにしといてくれ…)の芦原に恋をしている。何かと絡まれ時には傷つけられるが、しかし生来恋愛下手なのと惚れた弱みで強く出られないため、基本的にされるがまま。
「ときめきの導火線」「乙女のポリシー」「輪舞〜Revolution」あたりからイメージしたい。
バラバラにならないようにしっかりしなくちゃ、
ピッとりりしくなくちゃ、
潔くカッコよく生きていかなくちゃ。
でも、アニメソングが歌い上げるみたいに生きられたらいいのにね。ほんとに。
芦原さん
塔矢門下の棋士。四段。朗らかで気さく、いわゆるムードメーカー的な性格。
・パターン1(なんか妙に黒い)
冴木さんがぐらついて涙をこぼす瞬間が見たいあまりに、権謀術数の限りを尽くして翻弄する。
異性へのアプローチ方法は幼稚園児レベルから進歩しないまま、表現の手段だけがどんどん過激かつあだるとになってしまっている、困ったお兄さん。
やさしくしたいな、まもってあげたいな、の段階に至る前に、泣き顔に興奮する!もっともっと!というルートに行ってしまった、しょーもない人。
いじくりすぎたおもちゃが壊れてしまうということを目の当たりにしたときこそ、彼はちょっとだけ大人になれるかもしれない。
「選ばれてあることの恍惚と不安、ふたつ我にあり」というヴェルレーヌの詩を引用できる(ソースはドラマCD)なかなかアレな人。ビューティフルドリーマーか。
だからこのひとは唐突にポエムを引用してもいいのだ。きたはらはくしゅんとか。
青いとんぼの眼を見れば
緑の、銀の、エメロード。
青いとんぼの薄き翅
燈心草の穂に光る。
青いとんぼの飛びゆくは
魔法つかひの手練かな。
青いとんぼを捕ふれば
女役者の肌ざはり。
青いとんぼの綺麗さは
手に触るすら恐ろしく、
青いとんぼの落つきは
眼にねたきまで憎々し。
青いとんぼをきりきりと
夏の雪駄で踏みつぶす。
いいのだったら!
パターン2(へちょたれ)
冴木さんを前にするとどうもドキドキしちゃって、でもええかっこしいだからドキドキを悟られたくなくて、ごまかしも手伝って結局 ゴーインに振り回しちゃって、後々「絶対嫌われた…おれのばか…ばかばかばかぁっ」と凹むタイプ。もっと大人の男としてスマートにエスコートしたいのに、上手く行った試しがない。
人生の先輩たる碁会所のおじちゃんにアドバイスでもしてもらいなさいよ。指導碁の代金タダにするとかそういう条件で。
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