アイチ♂:中学生男子。
自分の、女の子みたいな顔と声と低い背丈と優柔不断な性格が嫌い。
世界から断絶されていた幼少期、櫂と出会って救われる。
数年後に再会した櫂の傷に触れ、全身全霊をかけて櫂を救おうとするが、
自身の男性的欲望にそれを妨げられて苦悩する。
愛とは与えるものである、という信念を持つ。
櫂♀
美しく無気力な女子高生。
両親との死別、叔父との確執、親友との決別により愛別離苦の境地に達し、
「誰かを愛するとかまじめんどくせえ」病にかかる。
アイチの献身的な愛にすがりたいが、その頼りなさに手を伸ばせずにいる。
誰かに依存したい自分が嫌い。自分を性的な存在として見る人間が嫌い。
カードゲームは好き。
雀ヶ森レン♂
高校生。櫂のかつての友達。
不思議魔法「PSYクオリア」で人の心に潜む欲望を引っ張り出したり操ったりできる。
叔父に苦しめられる櫂を救ったが、後に叔父と同じ形で櫂を苦しめた。
愛とは欲し求めるものである、という信念を持つ。
新城テツ♂
高校生。櫂のかつての友達。レンに付き従う。
三和♀
性に奔放な女子高生。櫂の友達。
男女は体でつながることで分かり合える、という信念を持つ。
アイチと櫂の遅々として進まない関係をもどかしく思い、時々発破をかける。
ジュン♀
黒ストッキング+黒髪の不良女子高生。
全寮制のそこそこいい女子校に通い「孤高のお姉さま」キャラを演じる一方、夜はチンピラと遊び回る。
櫂や三和と出会い、幻想だと思っていた「女友達」という宝を得る。
そのことに内心とても感謝している。口には出さないが。
学校の隅にある礼拝堂で、こっそりと勝手に懺悔室を開く。
「シスターコスのJKによるドキドキお悩み相談」という触れ込みで、案外顧客がいるらしい。
そこで集めたお布施はだいたいカードに化ける。
森川
後江中CF研部長。漫画版準拠のため、ファイトの腕は人並み。
アイチの苦悩をまるで理解できないが、アイチが苦悩していることはわかっている。
アイチの苦悩に不器用に寄り添い、時折肩を叩くのが役目。
井崎
後江中CF研副部長。森川をなだめるのが役目だが、その能力はアニメよりやや低い。
非の打ち所のない凡夫だがそこを三和に気に入られ、図らずも脱童貞を果たす。
三和の暴走を止めようと奔走するうち、櫂とアイチを巡る因果に彼も巻き込まれてゆく。
稲永
後江中CF研書記。井崎と二人がかりで森川のオヒキを務める、非の打ち所のない凡夫その2。
見てくれは善良そうなモブだがそれは見てくれだけである。
常に女の子にモテたいという欲望を抱き、そのためなら努力を惜しまない性分。
平安貴族に習って国語力を鍛え、金髪ギャルとの出会いを期待して英語力を鍛えている。
赤堀をギークボーイと呼び、ことあるごとに低レベルな言い争いを繰り広げる。
赤堀
後江中CF研会計。思わずTheをつけたくなるほどのGeek Boyな見た目。中身もかなりのギーク。
非常に偏った理系脳。
父親(とある女子校で倫理を教えている)の授業シミュレートにつきあわされ続けているため、
倫理の基礎は叩き込まれているが、単なる知識としてしか認識できない。
稲永とは文理的な意味で常に相容れない存在。
櫂の叔父
叔父なのか伯父なのかよくわかんねえや。
二次元において身寄りのない子を引き取る人間の大多数は、
暴力装置として扱われがちですよね。暴力装置なんて変な言葉初めて使った。
レンレンに頭をいじくられてからは櫂をうまく認識できなくなり、
ただ働いて金を稼いで櫂に生活費を送るだけの人生を歩まされている。
しかしレンレンの小粋なはからいにより、
「櫂を呼び出してのお食事会」というプログラムを月一で実行している。
「一人暮らしをしている子供を気遣う保護者」という役割を刷り込ませるために必要らしい。
赤堀「作者のwww気持ちwww。主観的で曖昧なものをもてはやすのが文系さんの流行なんですかね」
稲永「理系は一生りんごとみかんの値段でも計算してろや(笑)」
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